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健康診断の種類・検査内容・結果の見方をわかりやすく解説

健康診断の種類や検査内容、健康診断結果の見方を解説するイメージ画像

健康診断は、自分の健康状態を定期的に確認するための大切な機会です。

普段は特に気になる症状がなくても、健康診断を受けることで、現在の身体の状態を数値や検査結果から確認できます。

また、過去の健康診断結果と比較することで、体重や血圧、血液検査などの変化を確認することもできます。

この記事では、

  • 健康診断にはどのような種類があるのか
  • 一般的な健康診断と人間ドックの違い
  • 健康診断ではどのような検査をするのか
  • 「要観察」「要再検」「要精検」などの意味
  • 健康診断の結果を日々の健康管理にどう活かすか

について、わかりやすく解説します。

※健康診断の検査項目や判定基準は、受診する施設や制度によって異なる場合があります。実際の結果については、健診機関や医療機関の説明をご確認ください。

健康診断とは?

健康診断とは、身体測定や血圧測定、血液検査、尿検査など、さまざまな検査を通して現在の健康状態を確認するものです。

健康診断の内容は、受診する人の年齢や所属、目的などによって異なります。

たとえば、会社で受ける定期健康診断、自治体などが実施する健診、人間ドックなどがあります。

会社で行われる定期健康診断については、労働安全衛生法令に基づき、常時使用する労働者に対して原則として1年以内ごとに1回実施することが定められています。

健康診断は「受けて終わり」ではなく、結果を確認して、その後の健康管理に役立てることが大切です。


健康診断にはどのような種類がある?

健康診断にはさまざまな種類があります。

1.職場で受ける健康診断

会社などで働いている人が受ける健康診断です。

定期健康診断では、既往歴や自覚症状・他覚症状の確認、身長・体重・腹囲・視力・聴力、胸部エックス線、血圧、血液検査、尿検査、心電図などが基本的な検査項目として定められています。

ただし、年齢や業務内容などによって検査項目が異なる場合があります。

2.自治体などで受ける健診

自治体では、対象となる人に向けてさまざまな健診や検診が行われています。

対象者や実施時期、検査内容などは自治体によって異なるため、お住まいの市区町村から届く案内や公式サイトなどを確認しましょう。

3.人間ドック

人間ドックは、一般的な健康診断よりも多くの検査項目を組み合わせて、自分の健康状態をより詳しく確認することを目的とした健診です。

日本人間ドック・予防医療学会が示す検査項目には、身体計測、血圧、心電図、眼科検査、聴力、呼吸機能、胸部X線、上部消化管検査、腹部超音波、血液検査、尿検査、便検査などがあります。

実際の検査内容は施設によって異なり、日帰りタイプや宿泊タイプ、さまざまなオプション検査があります。


一般的な健康診断と人間ドックの違い

一般的な健康診断と人間ドックは、どちらも健康状態を確認するためのものですが、目的や検査内容などに違いがあります。

一般的な健康診断人間ドック
主な目的基本的な健康状態の確認より幅広い検査による健康状態の確認
検査項目基本的な項目が中心より多くの検査を組み合わせることがある
費用勤務先や自治体などの制度によって異なる原則として受診者が費用を負担する
オプション制度によって異なる各種検査を追加できる場合がある
受診方法勤務先・自治体などから案内される場合がある自分で施設を選んで申し込む場合が多い

どちらが適しているかは、年齢や健康状態、家族歴、これまでの健診結果などによっても変わります。

「検査項目が多ければ必ず良い」というわけではなく、自分に必要な検査を考えることも大切です。


健康診断では何を調べる?

健康診断では、さまざまな検査によって身体の状態を確認します。

身体測定

身長、体重、腹囲などを測定します。

体重やBMIなどを確認することで、体格の変化を把握することができます。

一度の数値だけを見るのではなく、過去の結果と比較して変化を見ることも健康管理の参考になります。

血圧測定

血圧を測定します。

血圧は時間帯や体調、緊張などによって変化することがあります。

健診で気になる数値があった場合には、一度の結果だけで判断せず、必要に応じて医療機関などで相談しましょう。

血液検査

血液検査では、血液中のさまざまな成分を調べます。

検査項目には、肝機能、腎機能、脂質、血糖、血球などに関する検査があります。

たとえば、AST・ALTなどの肝機能に関する項目、LDLコレステロール・HDLコレステロール・中性脂肪などの脂質に関する項目、血糖やHbA1cなどの糖代謝に関する項目があります。

ただし、検査結果の基準範囲や判定区分は、検査方法や健診機関などによって異なる場合があります。

尿検査

尿に含まれる成分を調べます。

健康診断では、尿たんぱくや尿糖などが検査項目に含まれることがあります。

胸部エックス線検査

胸部を撮影して、肺などの状態を確認します。

心電図検査

心臓の電気的な活動を記録する検査です。

健康診断や人間ドックなどで行われることがあります。

視力・聴力検査

視力や聴力を確認します。

普段は気づきにくい変化を確認するきっかけになることがあります。


人間ドックではどのような検査をする?

人間ドックでは、身体測定や血圧、血液検査、尿検査などに加えて、心電図、胸部X線、上部消化管検査、腹部超音波、眼科検査など、さまざまな検査が組み合わされます。

日本人間ドック・予防医療学会では、2026年度の一日ドック・二日ドックの基本検査項目や判定区分を公開しています。検査項目や判定区分は改訂されることがあるため、最新の情報を確認することが大切です。

人間ドックを受ける場合は、検査項目だけでなく、

  • 自分が気になっていること
  • 年齢
  • 性別
  • 家族歴
  • 過去の健診結果
  • 医師から指摘されていること

なども考慮して、必要な検査を選ぶとよいでしょう。


健康診断の結果にある「要観察」「要再検」「要精検」とは?

健康診断の結果には、さまざまな判定が記載されています。

ただし、判定の名称や基準は健診機関によって異なる場合があります。

ここでは一般的な意味を簡単に確認してみましょう。

「異常なし」

今回の検査では、特に問題となる所見が認められなかったという意味で使われます。

ただし、「今後もずっと健康である」という意味ではありません。

健康診断は定期的に受け、その時々の状態を確認することが大切です。

「要観察」

すぐに治療が必要という意味ではなく、生活習慣などに注意しながら経過を確認することを意味する場合があります。

具体的な対応については、健診結果に記載されている指示を確認しましょう。

「要再検」

検査結果について、もう一度検査を行って確認する必要があるという意味で使われます。

再検査の時期や方法については、健診機関の案内に従いましょう。

「要精検」

健康診断だけでは詳しい状態を判断できないため、より詳しい検査を受ける必要があるという意味で使われます。

「要精検」と書かれていた場合は、そのままにせず、健診機関や医療機関に確認しましょう。

「要受診」

医療機関で診察や必要な検査を受けることがすすめられる判定です。

健康診断の結果にこのような判定があった場合は、結果票に記載された案内を確認し、必要に応じて医療機関を受診しましょう。


健康診断の結果は「数値の変化」にも注目

健康診断では、今回の数値だけを見るのではなく、過去の結果と比較することも大切です。

たとえば、

「去年より体重が増えた」

「血圧の数値が以前と変わった」

「血液検査の数値が少しずつ変化している」

といったことがあれば、自分の生活習慣を見直すきっかけになります。

健診結果は毎年捨てずに保管しておくと、長期的な健康管理に役立ちます。


健康診断を受けた後に心がけたいこと

健康診断は、受けることだけが目的ではありません。

結果を日々の生活に活かすことも大切です。

1.食生活を見直す

毎日の食事は健康状態と深く関わっています。

主食・主菜・副菜を組み合わせるなど、栄養バランスを意識した食生活を心がけましょう。

2.適度に身体を動かす

無理のない範囲で身体を動かす習慣をつくりましょう。

ウォーキングなど、日常生活の中で続けやすい活動から始める方法もあります。

3.睡眠や休養を大切にする

食事や運動だけでなく、十分な休養や睡眠も健康的な生活習慣の一部です。

生活リズムを整えることを意識しましょう。

4.健診結果を保管する

毎年の結果を保管しておくと、自分の健康状態の変化を確認しやすくなります。

気になる変化があった場合は、医師や医療機関に相談する際の資料としても役立ちます。

5.再検査や精密検査を放置しない

「要再検」「要精検」「要受診」などの判定があった場合は、健診結果に記載された案内を確認しましょう。

健康診断の結果だけで病気の有無を自己判断するのではなく、必要に応じて医療機関で詳しく確認することが大切です。


健康診断は「今の自分」を知るきっかけ

健康診断は、自分の健康状態を定期的に確認するための大切な機会です。

検査結果に問題がなかった場合でも、その状態を維持するために、食事・運動・睡眠などの日々の生活習慣を振り返ってみましょう。

また、気になる数値や判定があった場合には、自己判断で結論を出すのではなく、健診機関や医療機関に相談することも大切です。

健康診断を「受けて終わり」にせず、毎日の健康づくりを考えるきっかけとして活用していきましょう。


まとめ

健康診断には、職場で受ける定期健康診断、自治体などの健診、人間ドックなど、さまざまな種類があります。

それぞれ目的や検査内容が異なるため、自分が受ける健診の内容を確認しておくと安心です。

そして、健康診断の結果は一度の数値だけを見るのではなく、過去の結果と比較しながら、自分の健康状態の変化を確認することが大切です。

「要再検」「要精検」「要受診」などの判定があった場合には、放置せず、健診機関や医療機関の案内を確認しましょう。

健康診断をきっかけに、毎日の食事・運動・睡眠など、自分の生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか。

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※本記事は健康に関する一般的な情報を紹介するもので、診断や治療を目的としたものではありません。健康診断の結果については、健診機関や医療機関の説明をご確認ください。