年齢とともに必要な栄養は変わる
「若い頃と同じ食事をしているのに疲れやすい」
「健康診断の結果が気になり始めた」
このように感じる方は少なくありません。
年齢を重ねると、基礎代謝や筋肉量、消化・吸収の働き、ホルモンバランスなどが変化します。そのため、同じ食生活でも不足しやすい栄養素が変わってきます。
今回は、年代ごとに不足しやすい栄養素と、毎日の食事で意識したいポイントをわかりやすく解説します。
20代で不足しやすい栄養素
鉄
ダイエットや朝食抜き、不規則な生活により不足しやすい栄養素です。特に女性は月経による影響もあり、意識して摂りたい栄養素の一つです。
多く含む食品
- 赤身肉
- レバー
- あさり
- 小松菜
- ほうれん草
カルシウム
骨は20代までに多くの骨量を蓄えるといわれています。不足が続くと将来の骨の健康にも影響する可能性があります。
多く含む食品
- 牛乳
- ヨーグルト
- チーズ
- 小魚
- 豆腐
たんぱく質
食事量が少ない人ほど不足しやすい栄養素です。筋肉や皮膚、髪など体を構成する大切な材料になります。
多く含む食品
- 肉
- 魚
- 卵
- 大豆製品
- 乳製品
30代で不足しやすい栄養素
30代は仕事や子育てで忙しく、食事が偏りやすい年代です。
ビタミンB群
糖質や脂質、たんぱく質の代謝を助ける栄養素です。
多く含む食品
- 豚肉
- 納豆
- 卵
- 玄米
- まぐろ
食物繊維
外食やコンビニ食が続くと不足しやすくなります。
多く含む食品
- 野菜
- 海藻
- きのこ
- 豆類
- 雑穀
マグネシウム
現代人に不足しやすいミネラルの一つとされています。
多く含む食品
- ナッツ類
- 海藻
- 大豆製品
- ごま
- 玄米
40代・50代で不足しやすい栄養素
4、50代になると筋肉量や代謝の変化を感じ始める人が増えてきます。
たんぱく質
筋肉量を維持するためにも毎食しっかり摂ることが大切です。
ビタミンD
カルシウムの吸収を助ける働きがあります。カルシウムと一緒に摂取すると効果的です。
多く含む食品
- 鮭
- さんま
- いわし
- 卵
- きのこ類
オメガ3脂肪酸(n-3系脂肪酸)
健康的な食生活を考えるうえで意識したい脂質です。
多く含む食品
- さば
- いわし
- あじ
- えごま油
- アマニ油
カルシウム
年齢とともに骨量は減少しやすくなるため、毎日継続して摂取することが大切です。
ビタミンB12
加齢によって吸収効率が低下することがあります。
多く含む食品
- 魚介類
- 肉類
- 卵
- 乳製品
60代以上で不足しやすい栄養素
食が細くなりやすく、一度に食べられる量も減ることがあります。
たんぱく質
筋肉量の維持のためにも重要です。
ビタミンD
屋外活動が減ると不足しやすくなることがあります。
亜鉛
味覚や食欲にも関わるミネラルです。
多く含む食品
- 牡蠣
- 牛肉
- 豚レバー
- ナッツ
- チーズ
よくある質問(FAQ)
Q. 年齢によって本当に必要な栄養素は変わりますか?
必要な栄養素そのものは大きく変わりませんが、年齢や生活習慣、身体の変化によって不足しやすい栄養素は変わることがあります。
Q. 食事だけで十分に栄養は摂れますか?
栄養バランスのよい食事を続けることで、多くの栄養素は食事から摂取できます。ただし、食事量が少ない場合や偏りがある場合は不足することがあります。サプリメントや健康食品で上手に補いましょう。
まとめ
年齢を重ねるにつれて、体の変化や生活環境の変化により不足しやすい栄養素は少しずつ変わっていきます。
特別な食品だけを食べるのではなく、
- 主食・主菜・副菜をそろえる
- 魚・肉・卵・大豆製品を毎日取り入れる
- 野菜・海藻・きのこ類を積極的に食べる
- 乳製品や小魚でカルシウムを補う
といった基本的な食生活を続けることが、健康づくりの第一歩です。
毎日の食事を少し見直し、自分の年代に合った栄養バランスを意識してみましょう。
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