「最近、便通が気になる」「大腸の健康について知りたい」「大腸がん検診はいつ受ければいいの?」
このように、大腸や腸の健康について気になっている方も多いのではないでしょうか。
大腸は、食べ物が消化・吸収されたあとに残ったものを受け取り、水分を吸収しながら便をつくり、排泄までを担う重要な器官です。
この記事では、大腸の基本的なしくみや役割から、日々の食生活・運動などの生活習慣、大腸がん検診についてわかりやすく解説します。
※この記事は健康づくりに関する一般的な情報を紹介するものです。病気の診断や治療を目的としたものではありません。気になる症状がある場合は、医療機関にご相談ください。
目次
- 大腸とは?しくみと場所
- 大腸にはどんな役割がある?
- 腸内細菌と大腸の健康
- 大腸の健康と生活習慣
- 毎日の食事で意識したいこと
- 運動や生活リズムも大切
- 大腸がん検診は40歳から年1回
- 便潜血検査で「要精密検査」となったら
- 気になる症状がある場合は早めに受診
- まとめ|毎日の生活習慣と定期的な検診を大切に
1.大腸とは?しくみと場所
大腸は、胃や小腸に続く消化管の一部です。
大きく「結腸」と「直腸」に分けられ、盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸へとつながっています。
長さはおよそ1.5~2mほどあり、消化管の最後の部分に位置しています。
食べ物は胃や小腸を通る間に消化・吸収され、その残りが大腸へ送られます。
大腸では、残った内容物から水分などが吸収され、徐々に便がつくられていきます。
2.大腸にはどんな役割がある?
大腸の代表的な役割は、主に次のようなものです。
便をつくる
小腸から送られてきた内容物から水分などが吸収され、徐々に固形の便が形成されます。
便を一時的にためる
大腸で形成された便は直腸へ送られ、排便までの間、一時的に蓄えられます。
腸内細菌が生息している
大腸には多くの腸内細菌が存在しています。
腸内細菌は、食事から摂取した成分などを利用しながら、腸内環境に関わっています。
そのため、大腸の健康を考えるときには、食事や生活習慣を含めた毎日の過ごし方を考えることが大切です。
3.腸内細菌と大腸の健康
私たちの腸内には、さまざまな種類の細菌が存在しています。
これらの腸内細菌は、食事や生活習慣などによって影響を受けることがあります。
腸内環境を良好に保つためには、特定の食品だけに偏るのではなく、野菜や果物、穀類、魚などを含めたバランスのよい食事を心がけることが基本です。
また、十分な睡眠や適度な身体活動など、食事以外の生活習慣も健康維持には重要です。
4.大腸の健康と生活習慣
大腸の健康を考えるうえでは、毎日の生活習慣を見直すことも大切です。
国立がん研究センターでは、大腸がんの発生には喫煙、飲酒、肥満などの生活習慣が関係するとされており、運動やバランスのよい食事など、健康的な生活習慣が大切だとしています。
意識したい生活習慣
- 野菜や果物、穀類などを取り入れ、バランスのよい食事を心がける
- 日常生活の中で身体を動かす
- 飲酒量が多い場合は控える
- 喫煙している場合は禁煙を検討する
- 健康的な体重を維持する
- 健康診断やがん検診を定期的に受ける
「特別なことをしなければならない」と考えるより、できることから少しずつ生活習慣を整えていくことが大切です。
5.毎日の食事で意識したいこと
大腸の健康を考えるとき、食事は欠かせないポイントです。
基本となるのは、特定の食品だけを大量に食べるのではなく、さまざまな食品を組み合わせたバランスのよい食事です。
食物繊維を含む食品を取り入れる
食物繊維は、野菜、果物、豆類、きのこ類、海藻、穀類などに含まれています。
普段の食事で不足しがちな場合は、主食や副菜の選び方を工夫して取り入れてみましょう。
野菜や果物を取り入れる
野菜や果物には、ビタミンやミネラル、食物繊維などさまざまな栄養素が含まれています。
一つの食品に偏らず、いろいろな食品を組み合わせることを意識しましょう。
肉類に偏りすぎない
赤肉や加工肉の摂取と大腸がんの発生リスクとの関連についても研究されています。
肉類だけに偏らず、魚や大豆製品、野菜なども組み合わせた食事を心がけるとよいでしょう。
6.運動や生活リズムも大切
大腸の健康を考えるときには、食事だけでなく身体活動も大切です。
国立がん研究センターでは、活発に身体を動かすことによって大腸がんのリスクが低下することが、ほぼ確実とされています。
「運動をする時間がない」という場合でも、日常生活の中で今より少し多く身体を動かすことから始められます。
例えば、
- 散歩をする
- エレベーターではなく階段を使う
- 座りっぱなしの時間を減らす
- 家事などでこまめに身体を動かす
など、無理のない範囲で取り組んでみましょう。
便通が気になる場合も、適度な身体活動、水分、食物繊維などを含めた生活習慣を見直すことが一つの方法です。
ただし、便秘が長く続く場合や、ほかの症状を伴う場合には、自己判断せず医療機関へ相談しましょう。
7.大腸がん検診は40歳から年1回
大腸がんは、早い段階では自覚症状がないこともあります。
そのため、症状がない場合でも定期的に検診を受けることが大切です。
現在、日本の大腸がん検診では、40歳以上を対象に、年1回の便潜血検査が行われています。
便潜血検査とは?
便潜血検査は、便の中に血液が混じっていないかを調べる検査です。
大腸がんやポリープなどがある場合、大腸から出血することがあり、その血液を検出します。
通常は目で見てもわからないような微量の血液を調べるため、検診では2日分の便を採取する方法が用いられています。
8.便潜血検査で「要精密検査」となったら
便潜血検査で「要精密検査」と判定された場合は、放置せず、精密検査を受けることが重要です。
精密検査では、通常、大腸内視鏡検査が行われます。
「便潜血が陽性だったけれど、症状がないから大丈夫」と自己判断するのは避けましょう。
また、便潜血検査をもう一度受けることは、精密検査の代わりにはなりません。要精密検査となった場合は、医療機関に相談してください。
9.気になる症状がある場合は早めに受診
大腸がん検診は、基本的に症状のない人を対象とした検査です。
次のような症状が続いている場合は、次回の検診を待たず、医療機関に相談しましょう。
- 便に血が混じる、血が付着する
- 便通の状態が以前と変わった
- 排便回数が変化した
- 腹痛が続く
- その他、気になる症状がある
国立がん研究センターも、血便、腹痛、便の性状や排便回数の変化などが続く場合には、次回の検診を待たず医療機関を受診するよう案内しています。
10.まとめ|毎日の生活習慣と定期的な検診を大切に
大腸は、食べ物の残りから便をつくり、排泄につなげる重要な器官です。
大腸の健康を考えるときには、
- バランスのよい食事
- 食物繊維を含む食品を取り入れる
- 日常生活で身体を動かす
- 飲酒や喫煙などの生活習慣を見直す
- 定期的に大腸がん検診を受ける
といったことを意識してみましょう。
特に40歳以上の方は、年1回の大腸がん検診が推奨されています。便潜血検査で「要精密検査」となった場合は、症状の有無にかかわらず、精密検査を受けることが大切です。
毎日の小さな習慣と定期的な健康チェックを組み合わせながら、自分の身体を大切にしていきましょう。
フコイダンについて知りたい方へ
フコイダンは、モズクやコンブ、ワカメなどの褐藻類に含まれる多糖類の一種です。
フコイダンについて詳しく知りたい方は、フコイダン健康堂の「フコイダンとは」の解説もご覧ください。
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※フコイダンを含む健康食品は、病気の予防や治療を目的として利用するものではありません。健康状態や治療について不安がある場合は、医師や医療専門職にご相談ください。