食道(Esophagus)は、消化管の一部で、口腔、咽頭に続き、食べ物が胃に送り込まれるときに通過する管状の器官のことです。
成人の食道は、約25~30 cm前後の長さがあり、口から飲み込んで食道に入った物は、液体状の物は数秒程度で、固体状の物は途中でひっかかるようなことが無ければ数十秒もあれば食道を通過して胃へと送り込まれます。なお、食道で食物の消化は行われません。

食道は、首の部分では気管の裏側を通り、胸では心臓の裏側を大動脈に沿って腹部へと下がっています。
食道の壁は粘膜、筋層、外膜で構成され、粘膜のいちばん内側は扁平上皮細胞から成っています。
また、胃や大腸とは異なり、食道の粘膜には筋層をおおうじょうぶな漿膜(しょうまく)がありません。
直接の原因は明確ではありませんが、統計上、食道の不調を訴える方には、長期間の喫煙習慣や飲酒習慣がある人が多いとされています。
海外では、酒やたばこを避ける生活習慣を持つ人で不調の発生率が低い一方、飲酒量や喫煙量が多い人では発生率が高いという報告があります。
熱い飲み物や刺激の強い食事を日常的に続ける生活習慣も、食道への負担につながると考えられています。
日本でも、熱い茶がゆや漬物などを日常的に食べる地域では、食道の不調が比較的多いと報告されています。
毎日の生活では、飲酒・喫煙・刺激の強い飲食物など、食道に負担をかける習慣をできるだけ避けることが大切です。
食べ物がつかえる感じや飲み込みにくさなどの症状が続く場合は、早めに消化器内科や専門医を受診しましょう。
違和感が長く続く場合には、自己判断せず検査を受けることが大切です。
近年では、市町村や職場などで食道や胃の検診が広く行われるようになり、早期発見につながるケースも増えています。
食道の健康を維持するためにも、年1回を目安に定期検診を受けることが大切です。
術後は、体力や心肺機能が低下していることも多いため、あせらず徐々に日常生活へ戻していくことが大切です。
また、精神的に不安定になることもあるため、家族など周囲のサポートも重要になります。
術後しばらくは食べられる量が少なく、つかえる感じや、むせることがありますが、少しずつ慣れていきます。
食事は回数を分け、時間をかけてゆっくり食べるようにすると負担を減らしやすくなります。
術後は胸や背中に痛みが残ることがありますが、徐々に軽減していくことが多いとされています。
とくに、季節の変わり目、雨や天気の悪い日などに強くなる傾向がありますが、どこか悪くて痛いわけではないので心配いりません。個人差はありますが、日がたつにつれて痛みも徐々に軽減するので、散歩や軽い体操、腕や肩の関節の運動など、適度の運動で体力をもどしましょう。

また、カイロ、湯たんぽ、あんかなどで体を温めたり、入浴(熱い湯や長湯は避ける)を上手に取り入れたりすることも、日常生活を快適に過ごす工夫のひとつです。

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