次のことを、インターネット上のフコイダンにまつわる記事でよくみかけませんか?
インターネットで「フコイダン」のことを検索すると「NPO○○」「○○研究所」「○○総研」「○○の会」といったサイトを目にすることがありませんか?
そういったページの中には、ある一定の製品名とともに効果効能や体験談や具体的な臨床結果などが記載されています。
本来、フコイダンは健康食品(サプリメント)ですので、そのような
効果効能や具体的な数値や病名がのった体験談、臨床結果などを記載することはできないという法律があります。
また、書籍に関しても同じことが言えます。フコイダンの効果効能を謳いつつページの巻末に問いあわせ先として販売会社の電話番号が記載されています。
これらはすべて、法律違反をして記載しているということになります。このようなサイトの効果効能を見て製品の良し悪しを判断するのは極めて危険です。
一見メーカーとは別の第三者団体のように見えるのですが、実はその団体の住所が製品販売会社の住所と同じだったり、特定の製品だけをすすめていたりします。
なぜ、このようなサイトが存在するかというと、フコイダンという成分が注目をあび、人気がある健康食品なので「自社製品を買ってもらおう」ために存在します。
ですので、フコイダンを選ぶときには、フコイダンの効果効能、体験談をうたったサイトや情報に惑わされることなく、中身をしっかり見て、あなたの
目的にあったものを選ぶことが大切です。
根拠がはっきりしている、
成分量や純度などを確認して、安心して飲めるものを選んでいただきたいと思います。
「フコイダン」の健康食品(サプリメント)をほしいと思う方が、
製品を選ぶときの基準にするのは、成分量・品質・安全・価格などだと思います。中でも、やはり成分量が一番気になるという方が多いのではないでしょうか。
よく、インターネットサイトで「フコイダン○○g」と表記されていますが、通常、原料を合わせ製品化すると、さまざまな成分が結びついたりして配合した量より減少した数値がでます。ですので、この「フコイダン○○g」と表記されているのが、配合段階なのか、完成品としてなのかで違う数値になります。
そして、重要なのが「自社調べ」か「日本食品分析センター調べ(第三者機関)」かということです。自社調べであれば数値を大きく言うこともできてしまう、という良識をもった企業ではとても考えられないことをする可能性もあるからです(もちろん自社調べと表記する企業がすべてそうであるとは限りませんが)。
もともと
フコイダンとは「フコース」を主として硫酸基やグルクロン酸で構成されている糖類です。フコイダンの量がどれだけふくまれているかを確認する際には、日本食品分析センター(第三者機関)で分析をする際に、この
「フコース」がどれだけ含まれているかを分析(※)します。
※「フコイダン」という状態では分析することはできません。ですのでもし、「フコイダン○○g(日本食品分析センター調べ)」と記載されているようなサイトがあれば、分析内容を確認する必要があります。
この
「フコース」の公正な分析数値は必要不可欠ではないでしょうか。
フコイダンという成分をほしいと思っているお客様にとっては、製品にどれだけの量がふくまれているかは非常に重要なことだと思うからです。
「フコース」の日本食品分析センターでの分析は非常に重みのあるものだと考えます。
メーカーによっては、日本食品分析センターにて検査を行っていても、公表していなかったり表記していない場合もあります。
ですので、配合量と完成後の数値をどちらも公表できるという製品が比較検討しやすいので、気になる製品があれば、メーカーに問い合わせてみることも必要です。
フコイダンは海藻から抽出した状態で高分子です。「
低分子化」することでからだへの吸収がよりスムーズになるという話もありますが、 フコイダンはもともと高分子なので、無理に低分子化することで、フコイダンの構造がこわれ、フコイダン本来の機能を果たさなくなる、という専門家の声があります。
また、フコイダンなどの多糖類はくっつきやすい(会合)という特徴をもっているので、小さくしても腸で吸収される前にまた大きなかたまりになってしまう場合もあります。
そうすると高分子と同じように大きくなりますし、一度小さくバラバラにしたものがくっつくので、もとの構造にはもどらないこともあります。
パワーを発揮するといわれる「もともとの構造」とは違うくっつき方をするということです。 低分子化することで上げられる上記のリスクをふまえて選ぶのであればよいと思います。
当ホームページでご案内している「フコイダンAFプレミアム」のひとつ前の製品では、
ナノカプセル化フコイダンを採用していました。
海藻から抽出した高分子のフコイダンをナノカプセル化することで体に吸収しやすくなるからということで使っていたのですが、ナノカプセル化だと含有比率が少なくなるということがわかりました。
たとえば、原料としてナノカプセル化フコイダンが10gあったとすると、その中身はフコイダンが1gです。包むカプセル素材原料が9gという内訳になります。
このような内訳になるので、製品を製造する際に、ナノカプセル化フコイダンをたくさん配合しようとするとどうしても限度が出てしまいます。ですので、ナノカプセル化フコイダンでは、たくさん配合できないことから原料を見直し変更しています。
しかしながら、ナノカプセル化することで胃液や膵液などの分解酵素から守られるので、分解されるフコイダンの量は少なくなるという良い点もあります。
ナノカプセル化の素材の内訳を納得した上で選ばれるのでしたらよいと思います。
フコイダンは、
モズク・昆布・ワカメ・メカブなどの褐藻類から抽出できる成分です。
どの海藻の種類でも言えることですが、精製純度の高いものが品質がよく、パワーも発揮できます。ですので、純度がきちんと表記されていて、なおかつその純度が高いものを選ぶことをおすすめします。
ここで注意したいのが、その表記方法です。
たとえば、゛○○産昆布100%の高純度フコイダン配合” と書いてあれば、「100%の純度のフコイダンなんだ!」と勘違いされる方がいるのです。
これは非常に危険な勘違いです。
゛○○産昆布100%の高純度フコイダン配合”
⇒これを正しく説明するならば、
「フコイダンは昆布からのみ抽出しています。他の海藻のフコイダンは使っていません。高純度ですが、純度はここでは言ってません。」
ということになります。
「100%」とか「高純度」と書いてあれば、『そうなんだ』と受け止める素直な方はぜひ、純度の数値まで確認されることをおすすめいたします。
もともとフコイダンは医薬品ではなく食品ですので、厳格な用法や用量があるわけではありません。「医師に相談しながら飲む」というのであればアドバイス的なことになるでしょう。
完全予約制となっている場合もあるので、すぐに聞きたいことを聞けないときもあるようです。
相談ということであれば製品自体の性能とは直接の関係はありません。
製品の中身のことよりも、医師に相談できることを優先される場合はそちらに決めるのもよいかもしれません。