アルギニンは体に欠かせない栄養素
アルギニンは天然のアミノ酸の一種で、成長ホルモンに関係が深い栄養素です。
アルギニンがはじめて発見されたのは、1886年で、ドイツのシュルツ博士が豆もやしのエキスの中から発見しました。
塩類として分離されたとき、この結晶が銀白色に美しく輝いていたことから、ギリシャ語で銀白という意味のアルギフォエス(argyphoes)から、アルギニン(arginine)と名付けられました。
アメリカのアミノ酸研究者として有名なローズ博士は、アルギニンはアミノ酸の一種で、とくに子供の成長期や、性機能の強化などに欠かせないものだと位置づけています。
アミノ酸の役割
アミノ酸は、私たち人間や地球上のすべての生物を動かす役割をしています。
多くの種類がありますが、生命に欠かせないアミノ酸は20種類あります。
とくに重要なのは、リジン・トレオニン・トリプトファン・メチオニン・フェニルアラニン・ロイシン・イソロイシン・バリン・ヒスチジンの9種ですが、子供の場合は成長期に必要なアルギニンが加わって、重要なアミノ酸は10種類となります。
アルギニンが多い食品は?
アルギニン含有量で群を抜く多さなのは、畑の肉とも言われる大豆です。
アルギニンを効果的に吸収するには、アルギニンとともにビタミンB6をうまくとることも必要です。
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体のしくみと健康な生活のためにできること